差し歯について

 今日の新聞に「肝臓の悪い人はウコンに注意」とありました。なにやらウコンを摂取している人に肝臓病を悪化させたケースがあったそうです。ちょっと前には「にがり」がありました。にがりの害が報道されるとあっと言う間に店頭からにがりを売りにした商品が消えてしまいました。このようなことは今まで何度もあったように思います。おそらく民間療法として昔から言われていたものがあることをきっかけにして有名になり、多くの人が利用するようになります。すると医学会が本当かどうかを医学的に検証します。するとある一定量を超えると何らかの害が出るという結果になるはずです。そしてその害を大きく報道して世の中から消えてしまいます。まさに単なるブームです。しかし注目すべきはその許容量です。ウコンもにがりも昔から人は食べてました。にがりは豆腐、ウコンはカレーの中に入っています。肝臓病の人が「ウコンは自然な食べ物」⇒「安全」⇒「食べれば食べるほどいい」と思い込み許容量を超えてしまい、その結果がこうなるのでしょう。
 同じようなことが歯医者にもあります。それは「フッ素」です。フッ素の害を主張している人もいます。しかし世の中の大半は歯科医も含めて「フッ素は歯にとって良い物である」と認識しています。そこには許容量があるという前提です。フッ素は魚介類や日本茶に含まれている自然な物質です。その許容量はいくつで、本当に信頼できるのか?ということになりますが、私がインターネットで調べても悲しいかな「まるで見当がつかない」というのが現実です。しかし小さくても歯科医院の院長として「きとう歯科医院」のフッ素に対する基準を設けなくてはいけないと思います。そこで、

「きとう歯科医院としてのフッ素の考え」

1、フッ素は普通に生活していても摂取している。
  したがってフッ素の効果は出ている。
2、フッ素はむし歯予防の有効な手段ではあるが一番重要ではない。
  一番重要なことは歯に付着しているプラークを的確に取り除くことである。
3、厚生省の認可した薬剤を使用して年に数回のフッ素塗布では問題ない。



この考えでやっていきます。

木藤久嗣

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