先日とある中華料理屋さんへ家族と行きました。ファミレス風のその店で注文したメニューは「麻婆豆腐」「おこげの上にあんかけがかかったもの」「コーンスープ」「からあげ」「チャーハン」「マンゴープリン」などなど。味としてはおいしかったですがなんだか食後に変な感じがしました。
またあるとき有名なファーストフードのお店でグラタンをはさんだハンバーガーを食べました。これもなんだか変な感じを受けました。
その2つに共通する「変な感じ」とは「かまずに飲み込むだけ」というものでした。ふつう私の感覚ではある程度の噛み応えを感じて食事をすることが多いのですが最近の外食では「食べ物は柔らかいほうがおいしい」「柔らかいほうが食べやすい」という方向に行っているように思います。特にファーストフードのお店ではそれが明確に出ています。前回の「噛むことについて」で述べたように若い人たちが噛む行為をおろそかにするとその弊害は将来大きくのしかかってくると思います。せめて家庭の食事ではなるべく硬い食べ物をとるように心がけたいものです。この問題について当院の歯科衛生士がレポートを作成しましたので、興味のある方は歯科衛生士の部屋をチェックしてみてください。
木藤久嗣