差し歯について

 新聞のテレビ欄の裏に死亡した人の名前や葬儀の日時や喪主が誰だとか書いた欄があります。何年か前に学校の先生が生徒達に「もし君達が将来死んだときにどのようにこの欄に書かれるか想像して自分で書いてみてください」という課題を出したそうですが、それを知った保護者の一部が「なんと言うことを書かせるんだ!」と学校に抗議したそうです。その後このような文章を書かせるのは欧米の教育現場ではよくあることであり自分の将来を考えるには格好の題材らしいと追加の記事も出ていました。私もそのとき自分で書いてみました。すると、まずいつごろどのような形で死ぬかを決めなくては話が始まらないので考えてみました。やはり祖先はどのような形で死んで行ったかが問題になりました。自分も将来気をつけなければならない病気の認識ができました。次に肩書きですが今ならさしあたり歯科医師でしょうが、中学高校生ならば将来の自分の職業を考えなくてはなりません。次に喪主ですが自分は将来何人の子供ができるのか?または何人の子供がほしいのか?自分のほうが奥さんより先に死ぬのか?などなど、まるで「宝くじに当たったらお金をどう使おうか?」と悩むように考えてしまいました。その時々の自分の立場でいろいろ変わってくるでしょうがなかなか面白い試みだと感心してしまいました。課題を出した先生に感動してしまいましたがきっとこの先生はもうこりごりだったでしょう。あまり保護者も学校の先生の方針に口を出さなくてもいいと思いました。年頭によく遺言を書く人や今年こそは日記をつけようとして3日で終わってしまう人がいますが、年頭に自分の死亡記事を書くのも悪くないかもしれませんね。

木藤久嗣

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